美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

私もお城にいる時はそんなドレスを着せられていた。
髪は、油のようなものを塗って、綺麗に結い上げられる。
普通の人はたいていひとつに束ねてるだけ。
そういえば、髪が短い女性は見たことないような…
暗黙の決まりなのかな?



明日はとにかくこれを着て行こう。
女性だったら、仕事はあると言われたけど、私に出来ることはあるのかな?
自信はないけど、行くしかないよね。



(どうか、お城で働けますように…!)







(大丈夫かな?)



ベルガアートとサリーナは、だいぶ離れてはいるけれど、やはり、女性の服装で外に出るのは怖い。
俯いたまま、足早にお城に向かった。



「あの、私、仕事を探しに…」

「仕事を?よし、入れ。」



呆気ない程簡単に通してもらえた。
私が歩いていると、すぐに建物の方から走って来る女の人がいて、私を裏口らしき場所へ連れて行った。
お城の中は、ベルガアート城と似たような感じだ。
絨毯の敷かれた廊下を歩き、私はある部屋へ入るように促された。



「エイシア様、就職希望者を連れてまいりました。」

「入れ。」



その部屋にいたのは、白髪の厳しそうな顔の女性。
60代くらいだろうか?
お年は召されているけど、綺麗な人だ。




「ほう。
そなた、名はなんという?」

「え…ミ、ミライです。」

「ミライ……」

エイシア様は立ち上がり、私に近付いた。