家に着いた後、すぐに慧くんにメッセージを送った。

慧くんはすぐに返信してくれて、公園でのこととしばらく会えないことを改めて謝ってくれた。


『今日はいったいどうしたの? 慧くん、なんか苦しそうだった』


私は意をけっして訊いてみた。

けれども、返信はこなかった。


その夜は眠れなかった。

慧くんは苦しそうだった。

なにか悩んでいるようだった。

いつもの余裕のある明るい慧くんとは全然様子がちがうのは手に取るように判ったのに、なにも訊けないのがもどかしい。


そして、悲しい。