「私は、慧くんは、なにがあっても私のことを守ってくれるって信じてる」
慧くんの綺麗な茶色の瞳をじっと見つめて言うと、「だって」と続けた。
「私、慧くんのことが、大好きなんだもん」
茶色の瞳がゆっくりと近づいてきて、唇に、あたたかさを感じた。
私はそっと目を閉じて、やわらかくてやさしいその感触に集中する。
でも、今日のキスはいつもとちがった。
きゅ、っと唇がついばまれる。
角度を変えて、刺激を与えるように何度も繰り返される。
胸に甘い感覚が沸き起こってきて思わず唇を動かすと、その間を舌でちろりと舐められた。
それからさらについばまれて、キスは、次第に動きが多くなって、刺激が増していく。



