『か……可愛い…!!』



私がそのストラップを手にとり、感動していると

「綾子さんから携帯をプレゼントするって聞いてたからさ。」


裕平くんがそう言って

2人は目を合わせて笑う。





前もって、そんな話…してくれていたんだね。




『ありがとう!!めちゃくちゃ嬉しい。絶対大事にします!!』






私は涙目になりながら、2人に頭を下げた。

何度もありがとうを言った。









その日、寝る前に


携帯に登録したのは


綾子おばさんと

前から知っていた陸、かんな、弥生の連絡先




それから





裕平くん。







これからどんどん


大事な人たちが増えていって



この携帯に登録する数も増えていったらいいな。






幸せを感じながら眠りについた。