もし



神様というものが存在するならば


私は、神様は不公平だと思う。




どうして


私の大切な人たちを

どんどん離していくの?





なんで奪っていくの?






幼い頃から怖がりだった私が
ずっと何かに恐れていた、その“何か”とは





この世を操る、神様だったのかもしれない。


掴んでも掴んでも




この手を離れてゆく光







私は暗闇の中を必死で彷徨った。