「それでも今日は早めに帰って勉強したほうがいいんじゃない?」


確かに、私の父親は私が勉強している姿を見れば安心するようで、なにも言わなくなる。


「そうだね。じゃあ今日は早めに帰ることにするよ」


私はため息交じりにそう答えたのだった。