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「おーっし!イケイケーーー!」



その声が外から、
聞こえたところで、私の目がやっと覚めた。



あれから、どれくらい経っただろう?



そう思って、時計を見ようとしたとき。



「よっ、相川さん」



目の前にいるのは、
幻のなのか分からない〝クズ〟の姿。



「っ、なんで、.........いるんですか、」



幻のなら覚めて欲しくなくって。



離れて行って欲しくなくって。



とっさに、手を伸ばして、
〝クズ〟の制服のシャツを握った。



「............え、相川さん?」



一瞬、戸惑ったような、
〝クズ〟の声が聞こえたけど。



そのすぐあとで...........................