東条朝都は、高瀬帳と、黒田チセと、お祭りに行くこととなった。6月だった。祭りは野いちご市野いちご町の野いちご神社でやる。当日周辺道路が歩行者天国になり、そこに屋台が出る。
 三人とも野いちご市に住んでいた。
 朝都は朝早く起きて、和服に着替えた。腕時計をはめた。はりきって、出かけた。
 空は晴れていた。とても暑かった。汗が出た。
 野いちご神社についた。腕時計を見た。まだ8時だ。祭りは10時からだ。屋台の準備がされていた。朝都は神社の境内に入った。