怒涛の期末テストが終わると、帰ってきた朝日は早速モモを抱き込んだ。
髪の毛を含む首裏の香りを直に吸い込んで深呼吸をした朝日は、モモを抱え込んだまま離そうとしない。
「夕日、そんなにテスト疲れたの?」
「ううん。
…モモが足りないだけ」
夕日はモモを持ち上げると、幹部室のさらに奥にある仮眠室に足をプラプラさせるモモを連れ入った。
仮眠室というか、もはや夕日朝日の双子と、拾われたモモはそこで常に寝泊まりをしているのでほとんど寝室のような扱いだ。
一緒に帰ってきた朝日は先に仮眠室に入っており、もう既に眠っているようだ。
「わっ」
夕日はモモをベッドに投げると、あーと疲れた声を出しながらモモに覆い被さった。
モモは夕日が、テストの三日前からではあったが、どれほど頑張っていたのかを知っている。
だからしばらくはそのままにしておいてやろうと思う。
夕日は今度はモモのお腹に顔をぐりぐりと擦り付けてくる。
なんだかくすぐったくなって、モモは身を捩った。
はー、と重く息を吐いた夕日は体制を崩しモモの隣に寝転がる。
「モモは柔らかいね…」
「うん、だって皮下脂肪あるもーん。
夕日は硬いねー」
「うん。だって鍛えてるから」
同じような答え方にくすくすと笑い合う。
夕日は向き合うようになっていたモモの体をくるりとひっくり返すとそのままモモの体を抱き込む。
ふわりとした温かさに包まれたモモは、ゆっくりと目から力を抜いた。
目を瞑ると意外な程に早く眠気が襲いかかってきて、モモは直ぐに意識を飛ばした。
夕飯に直人が呼び出しに来るまで、三人は仮眠室で仲良く眠っていたらしい。
髪の毛を含む首裏の香りを直に吸い込んで深呼吸をした朝日は、モモを抱え込んだまま離そうとしない。
「夕日、そんなにテスト疲れたの?」
「ううん。
…モモが足りないだけ」
夕日はモモを持ち上げると、幹部室のさらに奥にある仮眠室に足をプラプラさせるモモを連れ入った。
仮眠室というか、もはや夕日朝日の双子と、拾われたモモはそこで常に寝泊まりをしているのでほとんど寝室のような扱いだ。
一緒に帰ってきた朝日は先に仮眠室に入っており、もう既に眠っているようだ。
「わっ」
夕日はモモをベッドに投げると、あーと疲れた声を出しながらモモに覆い被さった。
モモは夕日が、テストの三日前からではあったが、どれほど頑張っていたのかを知っている。
だからしばらくはそのままにしておいてやろうと思う。
夕日は今度はモモのお腹に顔をぐりぐりと擦り付けてくる。
なんだかくすぐったくなって、モモは身を捩った。
はー、と重く息を吐いた夕日は体制を崩しモモの隣に寝転がる。
「モモは柔らかいね…」
「うん、だって皮下脂肪あるもーん。
夕日は硬いねー」
「うん。だって鍛えてるから」
同じような答え方にくすくすと笑い合う。
夕日は向き合うようになっていたモモの体をくるりとひっくり返すとそのままモモの体を抱き込む。
ふわりとした温かさに包まれたモモは、ゆっくりと目から力を抜いた。
目を瞑ると意外な程に早く眠気が襲いかかってきて、モモは直ぐに意識を飛ばした。
夕飯に直人が呼び出しに来るまで、三人は仮眠室で仲良く眠っていたらしい。

