楽しい想像を邪魔されたモモは、しっかりと振りかぶってクッションを朝日に投げつける。結構なスピードが出たと思うのだが、朝日は片手でいとも簡単に受け止めてしまう。
「むー!」
なんだかとてもお腹がムカムカする。
モモは腹に巻きついている夕日の腕をペチペチと叩いて離させると夕日の膝の上から立ち上がった。
そして華の隣の隙間に勢い良く腰を下ろした。
ただの八つ当たりである。
夕日もモモの気持ちも理解出来るようで、苦笑を浮かべていた。
「俺のアイス分けてやるから、ほら怒んなって」
いつの間にかアイスクリームを食べていた直人が、振り向きざまにモモの口にスプーンを突っ込んだ。
その冷たさにモモはビックリして、あんなにムカついていた感情がふとどこかへ行ってしまう。
「んー!」
「モモちゃんも食べます?」
華もちゃっかりアイスクリームを貰っていたらしい。
「乳脂肪分の味がするー」
「やめてください、なんか嫌です」
「んぇ?」
華はもうアイスクリームは要らないらしい。
食欲が無くなったと、モモに半分ぐらいある残りの全部をくれた。
歯に触れさせないで舌の上でゆっくり溶かせば頭がキーンとしないのだ。
ひっそりお腹の肉をつまみ、痩せないとと思ったことは華の大きな秘密である。
華の隣はなんだかソワソワした。
やっぱり夕日の傍が一番暖かい。
そう思うとモモは、一人でゆったりと座っている夕日のお腹を目掛けて飛び込んだ。
「ねぇ、そうやってすぐに俺の傍に戻ってくるの可愛すぎない?」
「えへへ、モモ可愛いよー」
夕日はなんでもかんでも事ある毎にモモに可愛いと言う。
モモは夕日に抱きついたまま満更ではなくニッコリと頬を緩めた。
「それにしてもモモは、随分と流暢に話せるようになったね」
「でしょー?」
モモは得意気に笑って、いたずらに暖かい夕日の腹に顔を埋めた。
「むー!」
なんだかとてもお腹がムカムカする。
モモは腹に巻きついている夕日の腕をペチペチと叩いて離させると夕日の膝の上から立ち上がった。
そして華の隣の隙間に勢い良く腰を下ろした。
ただの八つ当たりである。
夕日もモモの気持ちも理解出来るようで、苦笑を浮かべていた。
「俺のアイス分けてやるから、ほら怒んなって」
いつの間にかアイスクリームを食べていた直人が、振り向きざまにモモの口にスプーンを突っ込んだ。
その冷たさにモモはビックリして、あんなにムカついていた感情がふとどこかへ行ってしまう。
「んー!」
「モモちゃんも食べます?」
華もちゃっかりアイスクリームを貰っていたらしい。
「乳脂肪分の味がするー」
「やめてください、なんか嫌です」
「んぇ?」
華はもうアイスクリームは要らないらしい。
食欲が無くなったと、モモに半分ぐらいある残りの全部をくれた。
歯に触れさせないで舌の上でゆっくり溶かせば頭がキーンとしないのだ。
ひっそりお腹の肉をつまみ、痩せないとと思ったことは華の大きな秘密である。
華の隣はなんだかソワソワした。
やっぱり夕日の傍が一番暖かい。
そう思うとモモは、一人でゆったりと座っている夕日のお腹を目掛けて飛び込んだ。
「ねぇ、そうやってすぐに俺の傍に戻ってくるの可愛すぎない?」
「えへへ、モモ可愛いよー」
夕日はなんでもかんでも事ある毎にモモに可愛いと言う。
モモは夕日に抱きついたまま満更ではなくニッコリと頬を緩めた。
「それにしてもモモは、随分と流暢に話せるようになったね」
「でしょー?」
モモは得意気に笑って、いたずらに暖かい夕日の腹に顔を埋めた。

