モモの考え方は正しいのかもしれない…いや、確実にどこかがズレているが、今はとりあえずモモが可愛い。
今やポンコツと化している夕日は説明を軽く諦めヒシとモモを抱きしめた。
「あー、つまりはあれだろ?
夕日が倒されそうになってんだ。モモは助けたい。敵には見ただけて弱そうな所があるんだ。
モモはどうする?」
「脳パンッってする…?
んーと…あ、再起不能!」
なかなかに殺意の高いことを言い放ったモモに、直人はヒュッと息を飲んだ。
何かが違う気がする、だが、もしかしたらモモは弱点を脳だと思っているのかもしれない。そう思い込む。
「モモは俺が襲われてたら助けてくれるの?」
「助ける!」
「嬉しい。
じゃあ、ないと思うけれど万が一、モモが襲われてたら絶対に俺が助けるね」
だから俺だけに助けを求めて欲しい。
直人は、モモの首筋に顔を埋め恍惚とした表情を隠している、この顔の良い夕日に対し初めて素直に気持ち悪いと思った。
「あー、そうだな…弱点を攻撃するだろ?
それが俺らにとっての姫ってこと」
凄い、流石は直人だ。モモにも少し姫というものが理解出来た気がする。
「そこで、だ。お前、華だったか?
もし良かったらだが、安全のためにうちの姫にならないか?」
「…今モモさんの前で散々姫が狙われると説明しましたよね?
このタイミングで私に言うんですか、嫌ですよ」
「別に俺は姫なんていらないと思うんだが…、お前の場合は姫にならなくても狙われるぞ」
朝日は呆れた顔で言う。
いつも説明の役割をしている玲がいないため、朝日がその役割を担っているのだ。だからこそ、今日の朝日はいつもよりも口数が多い。
今やポンコツと化している夕日は説明を軽く諦めヒシとモモを抱きしめた。
「あー、つまりはあれだろ?
夕日が倒されそうになってんだ。モモは助けたい。敵には見ただけて弱そうな所があるんだ。
モモはどうする?」
「脳パンッってする…?
んーと…あ、再起不能!」
なかなかに殺意の高いことを言い放ったモモに、直人はヒュッと息を飲んだ。
何かが違う気がする、だが、もしかしたらモモは弱点を脳だと思っているのかもしれない。そう思い込む。
「モモは俺が襲われてたら助けてくれるの?」
「助ける!」
「嬉しい。
じゃあ、ないと思うけれど万が一、モモが襲われてたら絶対に俺が助けるね」
だから俺だけに助けを求めて欲しい。
直人は、モモの首筋に顔を埋め恍惚とした表情を隠している、この顔の良い夕日に対し初めて素直に気持ち悪いと思った。
「あー、そうだな…弱点を攻撃するだろ?
それが俺らにとっての姫ってこと」
凄い、流石は直人だ。モモにも少し姫というものが理解出来た気がする。
「そこで、だ。お前、華だったか?
もし良かったらだが、安全のためにうちの姫にならないか?」
「…今モモさんの前で散々姫が狙われると説明しましたよね?
このタイミングで私に言うんですか、嫌ですよ」
「別に俺は姫なんていらないと思うんだが…、お前の場合は姫にならなくても狙われるぞ」
朝日は呆れた顔で言う。
いつも説明の役割をしている玲がいないため、朝日がその役割を担っているのだ。だからこそ、今日の朝日はいつもよりも口数が多い。

