――
モモが寝落ちし五分後位に、ようやくトイレに行った夕日が戻ってくる。
彼は、直人がモモのの近くに寄っていているところを見るとピキリと青筋を立てた。
「待て待て、俺は無実だ!
つか、テメェが変な態度で出て行ったから、モモがお前に嫌われたかもって思い込んで過呼吸起こしかけたからこっちで落ち着かせたんだ!」
「モモが…?」
スヤスヤと眠っているモモを持ち上げると、ソファーには涙のような跡が残っていた。
夕日はモモを落とさないように抱きかかえて、起こしてしまわないようそっとソファーに座る。
「なんだそれ、可愛すぎるだろ」
直人はモモの丸いおでこに軽く口付ける夕日に、大袈裟にため息をついた。
「お前…そんだけ溺愛しといてキスは拒むって、マジ健気すぎて笑える。
その面下げておいて健気とか、ハッ!似合わねぇ!」
「俺自身もキャラじゃないことは分かってる」
ケラケラと嘲笑を繰り返す直人に、夕日はブスリとして言い返した。
「アレだろ?お前が珍しく春馬の誘いに乗らなかったのも、モモの前で行くのが嫌だったからだろ?」
「うぜぇ」
図星だ。
モモが寝落ちし五分後位に、ようやくトイレに行った夕日が戻ってくる。
彼は、直人がモモのの近くに寄っていているところを見るとピキリと青筋を立てた。
「待て待て、俺は無実だ!
つか、テメェが変な態度で出て行ったから、モモがお前に嫌われたかもって思い込んで過呼吸起こしかけたからこっちで落ち着かせたんだ!」
「モモが…?」
スヤスヤと眠っているモモを持ち上げると、ソファーには涙のような跡が残っていた。
夕日はモモを落とさないように抱きかかえて、起こしてしまわないようそっとソファーに座る。
「なんだそれ、可愛すぎるだろ」
直人はモモの丸いおでこに軽く口付ける夕日に、大袈裟にため息をついた。
「お前…そんだけ溺愛しといてキスは拒むって、マジ健気すぎて笑える。
その面下げておいて健気とか、ハッ!似合わねぇ!」
「俺自身もキャラじゃないことは分かってる」
ケラケラと嘲笑を繰り返す直人に、夕日はブスリとして言い返した。
「アレだろ?お前が珍しく春馬の誘いに乗らなかったのも、モモの前で行くのが嫌だったからだろ?」
「うぜぇ」
図星だ。

