夕日は、モモをそれほどまでに社会を知らぬように隔離し軟禁していたという病院に怒りを覚えた。
かの病院は本気でモモを飼い殺すつもりだったのだろうか。
「はい、…立花華さん、確認が取れました」
「あ、りがとうございます…」
そして女、華は、モモにも話した通りに順序よくレイプされたところまでを話していった。
「…あの男は、自分が青鷺の一員であると言ってました。私は、初めは信じなかったのですが…、証拠を見せてやると言われて…。
ピアスを見せられたんです。
パッと見は鶴かと思ったんですけど、…今思い返すとあれはきっとアオサギですね。……クチバシが耳たぶを後ろから前に突き抜いていて、鳥の本体が耳の後ろにある、なかなか見ない変なデザインだったんです」
「なるほど、鳥のピアスが見分け方ですか…」
しばらく話していて、華はこの空間には慣れたらしく言葉が流暢になっていく。
もう華からモモに伝わってくる手は緩く解かれ震えていなかった。
「私、どうしても信じたくなくて…、それで信じたくないってずっと主張してたんです。そうしたら、あの男、
…俺なんて優しい方だぜ?もしお前が幹部の斎藤様や奏多様に捕まっていたら、もっとでけえの突っ込まれて泣かされているだろうよ!と…」
「こんなことを言うのも良くないと思うんですが…
もしかして貴女、犯されながら実は余裕がありました?」
華による、声の乗った迫真の演技を聞いてモモは思わず唖然としてしまう。
華は、いえ、そんなことはと謙遜しつつも満更では無いような雰囲気がある。
「お前っ…!モモに下品な言葉聞かせんじゃねーぞ!」
「あっ…、ご、ごめんなさい!」
直人がソファーから勢いよく立ち上がり、華に指を突きつけた。
かの病院は本気でモモを飼い殺すつもりだったのだろうか。
「はい、…立花華さん、確認が取れました」
「あ、りがとうございます…」
そして女、華は、モモにも話した通りに順序よくレイプされたところまでを話していった。
「…あの男は、自分が青鷺の一員であると言ってました。私は、初めは信じなかったのですが…、証拠を見せてやると言われて…。
ピアスを見せられたんです。
パッと見は鶴かと思ったんですけど、…今思い返すとあれはきっとアオサギですね。……クチバシが耳たぶを後ろから前に突き抜いていて、鳥の本体が耳の後ろにある、なかなか見ない変なデザインだったんです」
「なるほど、鳥のピアスが見分け方ですか…」
しばらく話していて、華はこの空間には慣れたらしく言葉が流暢になっていく。
もう華からモモに伝わってくる手は緩く解かれ震えていなかった。
「私、どうしても信じたくなくて…、それで信じたくないってずっと主張してたんです。そうしたら、あの男、
…俺なんて優しい方だぜ?もしお前が幹部の斎藤様や奏多様に捕まっていたら、もっとでけえの突っ込まれて泣かされているだろうよ!と…」
「こんなことを言うのも良くないと思うんですが…
もしかして貴女、犯されながら実は余裕がありました?」
華による、声の乗った迫真の演技を聞いてモモは思わず唖然としてしまう。
華は、いえ、そんなことはと謙遜しつつも満更では無いような雰囲気がある。
「お前っ…!モモに下品な言葉聞かせんじゃねーぞ!」
「あっ…、ご、ごめんなさい!」
直人がソファーから勢いよく立ち上がり、華に指を突きつけた。

