外から大きめの声が聞こえてきたため、ひとまず夕日は追い出されて行ったらしい。
ひとまず安心はしたが、夕日の好きな柄を身につけたいと複雑な心情である。
少し経つと、店員は試着室の隙間からレースの白い下着を差し入れて来た。
「お連れ様からこちらの試着をお願い、と…」
モモは開き直って下着を身につける。
躊躇いがちに今度は自分からカーテンを開くと、そこに待っていた店員は驚いたように目を見開き興奮で頬を染めた。
「本当に、とてもお似合いですよ!」
「…夕日も、可愛いって、思ってくれる?」
「えぇ、絶対に!呼んできましょうか?」
モモは恥ずかしそうに、だがしっかりとそれに頷いた。
連れてこられた夕日は気まずそうに視線を床に向けている。
「…可愛い?」
夕日の視線が徐々に上がってくる。
ドキドキと、モモは自分の拍動が頭にまで響いているのを感じた。
「うん…。最高に俺好み」
送られたのは、モモにとって最高に嬉しい言葉だった。
彼の手て覆った口元がの口角が上がっていることも、耳の先が少し赤いのも。
彼が自分に心を向けてくれているのがこんなにも嬉しいのだ。
モモは素直に彼を、夕日を“好き”だと思った。
「それ、買います。身につけていて欲しいので、タグも切ってください」
夕日は他のレースの柄が違うものなどをいくつか買っていた。
モモは会計で夕日がお金を出すのを見て、本当に紙切れが物に交換できたとびっくりしていた。
ひとまず安心はしたが、夕日の好きな柄を身につけたいと複雑な心情である。
少し経つと、店員は試着室の隙間からレースの白い下着を差し入れて来た。
「お連れ様からこちらの試着をお願い、と…」
モモは開き直って下着を身につける。
躊躇いがちに今度は自分からカーテンを開くと、そこに待っていた店員は驚いたように目を見開き興奮で頬を染めた。
「本当に、とてもお似合いですよ!」
「…夕日も、可愛いって、思ってくれる?」
「えぇ、絶対に!呼んできましょうか?」
モモは恥ずかしそうに、だがしっかりとそれに頷いた。
連れてこられた夕日は気まずそうに視線を床に向けている。
「…可愛い?」
夕日の視線が徐々に上がってくる。
ドキドキと、モモは自分の拍動が頭にまで響いているのを感じた。
「うん…。最高に俺好み」
送られたのは、モモにとって最高に嬉しい言葉だった。
彼の手て覆った口元がの口角が上がっていることも、耳の先が少し赤いのも。
彼が自分に心を向けてくれているのがこんなにも嬉しいのだ。
モモは素直に彼を、夕日を“好き”だと思った。
「それ、買います。身につけていて欲しいので、タグも切ってください」
夕日は他のレースの柄が違うものなどをいくつか買っていた。
モモは会計で夕日がお金を出すのを見て、本当に紙切れが物に交換できたとびっくりしていた。

