フォークにケーキを切り夕日の口元に持っていくと、夕日は無防備にパクリと顔を近づけてケーキを食べる。
いつもの逆だがそれもいいかもしれない。
「…あれは本物の夕日?」
「あぁ、モモが来てから、夕日は大体あんな感じなんですよね!
最近俺らも慣れてきたっていうか、麻痺してきましたよ!」
今の春馬に擬音をつけるとしたらキャンキャンだ。
まるで子犬のようにプンスカと起こっている。
「いいもんね!華ちゃん俺にもあーんして!」
少し顔を赤らめた華が恐る恐ると言った風に差し出したモンブランに春馬は食いつき、華に見せつけるように舌先でクリームまで舐め取って見せる。
面白いぐらいに華は顔を赤く染めた。
「ーーっ!!」
「華可愛いー」
モモは本心から喜ばれるだろうと思って言ったのにギロリと睨まれる。
中々に理不尽な気がする。
「すみません、あの、トイレ借りてもいいですか?」
姫が一人で行動するのは危ないので春馬がトイレについていこうと立ち上がるが、華は流石に嫌そうに首を振った。
「じゃあモモが付いてってあげる」
「モモが行くなら俺も行く」
「それは春馬一人と一緒だよ」
しばらく無言で見つめあっていたが、結果はモモが勝った。
夕日は仕方がないとでも言うように、一度モモの耳を甘噛みしてからその体を解放した。
「危ないと感じたら逃げて。
無理そうだったら大声で叫んで」
「ん!」
いつもの逆だがそれもいいかもしれない。
「…あれは本物の夕日?」
「あぁ、モモが来てから、夕日は大体あんな感じなんですよね!
最近俺らも慣れてきたっていうか、麻痺してきましたよ!」
今の春馬に擬音をつけるとしたらキャンキャンだ。
まるで子犬のようにプンスカと起こっている。
「いいもんね!華ちゃん俺にもあーんして!」
少し顔を赤らめた華が恐る恐ると言った風に差し出したモンブランに春馬は食いつき、華に見せつけるように舌先でクリームまで舐め取って見せる。
面白いぐらいに華は顔を赤く染めた。
「ーーっ!!」
「華可愛いー」
モモは本心から喜ばれるだろうと思って言ったのにギロリと睨まれる。
中々に理不尽な気がする。
「すみません、あの、トイレ借りてもいいですか?」
姫が一人で行動するのは危ないので春馬がトイレについていこうと立ち上がるが、華は流石に嫌そうに首を振った。
「じゃあモモが付いてってあげる」
「モモが行くなら俺も行く」
「それは春馬一人と一緒だよ」
しばらく無言で見つめあっていたが、結果はモモが勝った。
夕日は仕方がないとでも言うように、一度モモの耳を甘噛みしてからその体を解放した。
「危ないと感じたら逃げて。
無理そうだったら大声で叫んで」
「ん!」

