「とっとと起きろ」 勢いよく布団をはがされ 数秒後に、朝が来たのだと気づく。 カーテンから部屋に差し込む日差しが、まぶしい。 「お前の世話焼いてる時間ねえんだよ」 「……おにい、ちゃん」 なんだろう。 なんか、今、 すごく気になる夢をみていたような。 とても大切な話を 誰かとしたような。 まあ、夢、なんだけど。 「いま、なん……じ?」 「もうすぐ8時」 「……へっ」 「俺はもう出る。いいか。ちゃんと鍵閉めてけよ」