子供の頃
ふたりで歩いた
田んぼのあぜ道
蛙の声と 君の笑い声

星空の夜
この一本道を
部活終わりに ふたりで歩いた

いまもむかしも
変わらない景色に
蛙の声が響いてる

変わったのはわたしたちだけ

あの頃は手を繋いで
笑いながら歩いてた

いまは
ちょっと離れて
色んな話をしながら歩いてる

30センチの
ふたりの距離が
お互いの照れ隠し

近くもなく
遠くもなく
でも気持ちは昔と変わらない

「もう着いちゃったね」

そう言いながら君は
私をそっと抱き寄せた

「これからも、ずっと一緒にいたいな」

そう小声で言う君
私を抱き寄せた手は
少し震えていた

勇気を出した君に
私はそっとキスをした

これが私の答えだよ