あの日、桜のキミに恋をした

「はぁぁぁぁ……」


「コラ!そんな無駄に二酸化炭素吐いちゃダメ!温暖化が加速するでしょ!?」


「ちょっとー!地球の未来より親友のメンタルの方が大事でしょー?」


わざとらしく「それはどうかな〜?」なんて言ってくる美月を睨んだ後、2人で笑い合った。


「そんなことよりも私が心配なのは小林だよ小林!何かされたり言われたりしなかった?大丈夫?」


「小林くんに!?全然何もないけど、一体どういうこと?」


あんな優等生のどこにそんな心配をしているのか私にはさっぱり分からなかった。


「アイツ、中学の時由奈のこと好きだったらしいんだけどね、」


「えぇっ!何それ初耳なんだけど!」


「ほんとだよ。でも由奈に彼氏がいるって知って、しかも見たことあるのか知らないけど、それが不良だって知って僻んでたらしいの。何で俺よりあんな奴が?って」


美月から聞かされた小林くんの話は、何かの間違えなんじゃないかってくらい、私の知っている彼とはまるで別人の話に聞こえた。