きっかけを作ってくれたのは彼の方だった。
キスしていいかと聞かれた時、その後そういう流れになることは、恋愛初心者の私でも分かった。
避妊のことを切り出すのは、彼のことを信用していないと思われるかもしれなかったし、とても勇気が要ったけど、彼はちゃんと聞いてくれた。
私なんかが言い出さなくてもそのつもりだったみたい。
私にとっては初めての経験だから、不安がないと言えば嘘になる。
でも彼の優しいキスが、そんなことは忘れさせてくれた。
おでこ、頬と順に来て、唇にたどり着く。
優しく触れるだけのキスは、やがて深く濃厚な大人のキスへと変わっていく。
こんなキスは初めてで、私は息を吸うタイミングもわからなかった。
とにかく必死に彼の舌に応じた。
康介は私の背中に手を回して器用にホックを外す、肩紐が垂れブラジャーが力なく落ちそうになった時、私は反射的に両手でカップを押さえてしまった。
「由奈の全部、見せてよ」
私の手は康介にやんわりと外されて、隠していた胸が露わになる。
彼はゆっくりと私をベッドに押し倒した。
触れられるたびに全身にビクッと電気が流れる。
胸を触っていた彼の手は腰の方へと下がっていき、遂に私の下着に手がかかる。
自分でも見ないこんなところを見られるなんて恥ずかしすぎて、私は太ももをくっつけて抵抗した。
でもそんな抵抗は康介相手には意味をなさなかった。
やっぱり初めては痛いんだろうか。
痛いのは嫌だし怖いのに、自分の体が彼を欲しているのが分かる。
「康介はさ、これからすること、初めてじゃない……よね?」
箱からゴムの袋を取り出している彼に問いかけた。
「あぁ……うん……でも、好きな人とするのは俺だって初めてだから」
康介は私の手を取って自分の左胸に当てた。
ドキドキと心臓が脈打っているのが伝わってくる。
それは私と同じくらい、もしかすると私以上に速いかもしれない。
「康介も緊張してるの……?」
「……当たり前だろ!でもそれ以上に、幸せすぎてどうにかなりそう」
キスをしながら康介が私の中に腰を押し進め、その日私たちは初めて繋がった。
キスしていいかと聞かれた時、その後そういう流れになることは、恋愛初心者の私でも分かった。
避妊のことを切り出すのは、彼のことを信用していないと思われるかもしれなかったし、とても勇気が要ったけど、彼はちゃんと聞いてくれた。
私なんかが言い出さなくてもそのつもりだったみたい。
私にとっては初めての経験だから、不安がないと言えば嘘になる。
でも彼の優しいキスが、そんなことは忘れさせてくれた。
おでこ、頬と順に来て、唇にたどり着く。
優しく触れるだけのキスは、やがて深く濃厚な大人のキスへと変わっていく。
こんなキスは初めてで、私は息を吸うタイミングもわからなかった。
とにかく必死に彼の舌に応じた。
康介は私の背中に手を回して器用にホックを外す、肩紐が垂れブラジャーが力なく落ちそうになった時、私は反射的に両手でカップを押さえてしまった。
「由奈の全部、見せてよ」
私の手は康介にやんわりと外されて、隠していた胸が露わになる。
彼はゆっくりと私をベッドに押し倒した。
触れられるたびに全身にビクッと電気が流れる。
胸を触っていた彼の手は腰の方へと下がっていき、遂に私の下着に手がかかる。
自分でも見ないこんなところを見られるなんて恥ずかしすぎて、私は太ももをくっつけて抵抗した。
でもそんな抵抗は康介相手には意味をなさなかった。
やっぱり初めては痛いんだろうか。
痛いのは嫌だし怖いのに、自分の体が彼を欲しているのが分かる。
「康介はさ、これからすること、初めてじゃない……よね?」
箱からゴムの袋を取り出している彼に問いかけた。
「あぁ……うん……でも、好きな人とするのは俺だって初めてだから」
康介は私の手を取って自分の左胸に当てた。
ドキドキと心臓が脈打っているのが伝わってくる。
それは私と同じくらい、もしかすると私以上に速いかもしれない。
「康介も緊張してるの……?」
「……当たり前だろ!でもそれ以上に、幸せすぎてどうにかなりそう」
キスをしながら康介が私の中に腰を押し進め、その日私たちは初めて繋がった。