瑠璃の、携帯の番号を呼び出して。 電話をかけようと思った、その時。 「あれ?ココアちゃん??違うか?」 ……瑠璃? 勇治のさす方向を見た。 だけど、駅前は人通りが多く、 見つけられない。 「やっぱ人違いか。男と一緒だったしな。でも似てたんだけどなぁ」 アホか。 瑠璃が男といるわけねーよ。 ……多分。 そう思いながらも不安が駆け巡る。 気を取り直してかけた電話は留守電で。 充電切れたのか? 機械音が余計に不安を煽る。 勇治が変な事を言うからだ。