何もなかったように
流れてく


闇の霧に薄れてゆくのね


新しい光がさして
青が現れる空には
夜の跡が
微かにまだ残ってるのを
ただ見ていた


愛した時間も
頼りなくも
守りたいと願った


一時な幸福さえも
なかったかのように


薄くなる


あなたとの時間は真実で
まだ温もりも
覚えているのに


なぜ空は新しいものを
連れてくるの


青に消されてゆくよ