ミホは女子高生だった。華のJKだ。ダンスクラブにいりびたっていた。
クラブといっても中高生の利用者が多く、酒類は置いてなくて、夜11時には閉店するとこだった。結構安全なクラブだった。
同じクラスに郁夫(いくお)という男子がいた。金髪で長髪さらさらヘア、後ろ髪をくくっていた。前髪が長く、真ん中でわけていた。目は切れ長で瞳は蒼(あお)かった。フェイスラインはシャープ。鼻筋は通っていて高かった。上唇は薄い。背は高い。
フランス人とのハーフという噂だった。痩せて線は細いが、がっしりしていた。
「不良」とか「あんなヤンキー」「あんな美少年が」「顔はいいけど、性格が」「顔だけ」「かっこだけ」「顔のいい奴」とか陰口をたたかれていて、学校では浮いた存在だった。
ミホは郁夫が気になっていた。
ミホもいつも独りだった。郁夫もいつも独りだった。あいつも独りだ、とミホは思った。
クラブといっても中高生の利用者が多く、酒類は置いてなくて、夜11時には閉店するとこだった。結構安全なクラブだった。
同じクラスに郁夫(いくお)という男子がいた。金髪で長髪さらさらヘア、後ろ髪をくくっていた。前髪が長く、真ん中でわけていた。目は切れ長で瞳は蒼(あお)かった。フェイスラインはシャープ。鼻筋は通っていて高かった。上唇は薄い。背は高い。
フランス人とのハーフという噂だった。痩せて線は細いが、がっしりしていた。
「不良」とか「あんなヤンキー」「あんな美少年が」「顔はいいけど、性格が」「顔だけ」「かっこだけ」「顔のいい奴」とか陰口をたたかれていて、学校では浮いた存在だった。
ミホは郁夫が気になっていた。
ミホもいつも独りだった。郁夫もいつも独りだった。あいつも独りだ、とミホは思った。


