「じゃあ私もドリンクだけで大丈夫」
あの女にお金を使ったんだろうか。今までも私が知らないだけであの女にたくさんお金を使っていたのかもしれない。
注文し終えたドリンクが運ばれてきた。喉を麗し、さっそく本題へと入る。
「あのさ、俺がホテルに入っていくところ見たって言ってたけどさ、それは凪もだろ? 俺も見たよ、凪がホテルから知らない男と出ていくの」
…………………え?
「隣の部屋から微妙に話し声聞こえててさ、凪に似てるなーって思ってたんだけど、まさか凪だったとは。で、どうだった? アイツと体を重ねた感想は。俺よりよかった?」
まさか悟に知られてたなんて。
ヤバイ、この流れ、私が浮気する人みたいになっちゃう。
「違う、私は浮気なんてしてない。あの人は私の知り合いで、悟と女の後を一緒につけてくれてたの……」
「そんなのいいって。で、俺、ずっと考えてたんだけどさ、もう浮気公認で良くない?」
…………………は??



