報われたい独占欲は、狂気のソレ




 気がつくとそのままベッドに横になって眠ってしまっていた。目が覚めたのは三時間後、悟からの着信で目が覚めた。


 取りたくない。どういう風に話せばいいのかも分からない。けれど、このまま悟との関係をズルズルと引き伸ばしにはしたくない。


 恐る恐る着信に出ると、悟からの第一声は「いまどこ?」という問いかけだった。


「今どこはこっちのセリフだよ。知ってるよ、悟が見知らぬ女とホテルに入っていったの」

「は? いや、ちょっとまって。ちゃんと話そう。今からそっち行くから」


 悟と一時間後にファミレスで待ち合わせをすることになった。


 あの女も連れてくるんだろうか。


 待ち合わせの時刻より十分早くファミレスに着いた私は、そのまま中に入り人目がつかない一番奥の隅の席へと座って悟を待つ。時間きっちりに悟は私の前に現れた。


「凪、遅くなってごめん」


 走ってきたのだろうかと思うほど、悟の額には汗が滲んでいた。


「うん。大丈夫。それよりせっかく入ったんだし、先に何か頼もうか」

「……ああ、うん。俺は特にお腹好いてないからドリンクだけでいい。今金ないし……」