「この約四年間、凪のことをずっと想ってた。凪がカレシがいることも知っていたし、カレシをどんなに好いているのかも見れば分かるから迂闊に声を掛けれなかったし近寄れなかった。カレシが浮気してるって分かって、嬉しくて、やっと凪に近づくことができたんだ」
「でも、長谷川さんの行動は、私を尾行していたってことも踏まえると普通に犯罪だと思います」
「……そうだね、ごめん。でもそれくらい凪が好きだってこと。凪が好きだよ、好き」
甘い声で耳元で囁かれ体がビクッと反応してしまう。悟も時々私の口元で囁くときがあるけれど、長谷川さんの声で囁かれると全身金縛りにあうみたいに逃れられなくなる。体が火照る。脳みそがじんじんと痺れる。
こんなの経験したことがない。
「や、やめてください! 私は好きじゃありませんので」
「四年間、盗撮した凪の画像や凪の動画を見て一人で発散してた。けど、全然鎮まらなくてさ。いつもいつも処理するのに大変なんだよ」
「……そ、それなら他の女性と体を重ねればいいじゃないですか」
「オレは凪が好きなのに他の女じゃ意味ないだろ。凪以外、触れたくない」



