報われたい独占欲は、狂気のソレ



「凪、ここで降りようか。先に降りてて」

「え、あっ、はい、でもお金……」


 『気にしなくていいから』と、財布を取り出して料金を支払う長谷川さん。タクシーを降りた後に悟の後を長谷川さんと追いかける。


 その後電車に乗り、二駅ほど移動してしばらく歩いた。

 悟が足を止めた場所は、とあるコンビニだった。どうやらここで待ち合わせをしているらしい。コンビニには入らず通話をしている。


 何を喋っているのかは分からない。通話をしている最中、一人の女性が悟に近寄った。


 髪がボブで茶色の髪の、派手な見た目をした女性だった。


 長谷川さんは以前私に見せてきた悟の写メを、また私に見せてきた。同じ人だ。悟が待ち合わせしていた人は、以前、腕を組んでいた女の人だった。


 ――あれは友達なんかじゃない。