報われたい独占欲は、狂気のソレ



『今ままでみたいに女だけの職場ってことじゃなくなるってこと?』

「うん。そういうことになるかな。頑張らなきゃ!」


 笑って返事を返すと悟からの返事がなくなってしまった。

「……さとる……悟?」


 何か気に障ることを言ってしまっただろうか。
 何度か呼び掛けてやっと『ああ、うん』と声を発してくれた。


『凪、今から会える? 今夜泊まりたいんだけど』


 悟と会っているのは一週間に一回。悟は会社員のため土日が休み。私はシフトの関係上休みがバラバラだったために、悟に無理がない土曜の休みに合わせて会っていた。けれど今日は月曜日。


 悟からこんなことを言ってくるのは珍しい。


 特に断る理由もない私は「うん、大丈夫だよ」と受け入れる。この日も、いつものように夜七時に南町のコンビニで待ち合わせをして会うことになった。