食事が進み、固い顔をしていることの多いルドルフがジェニットにふにゃふにゃし続けている。
ジェニットもたどたどしくも誠実な応対を見せるルドルフにふにゃっとしていて楽しそうだ。
ザラとエドワードは、ふわふわしている子たちを観察してから、顔を見合わせた。元夫婦で肩を寄せてコソコソ話しだす。
「エド、あれはよいのか?」
「まあいいんじゃない。ルドルフって好きな子いたことないって話だから貴重な体験でしょ」
「しかし身分がのう」
「そんなの後で考えればいいよ。ジェニット嬢は伯爵でしょ?ルドルフが本気なら、僕がどうにでもしてあげられる程度の問題だからね。二人にしてあげようよ」
「頼もしい兄じゃ」
「でしょ?惚れ直した?」
「いちいち重い」
ジェニットが元気に我が領地の名産モミ葉!をどしどし推しているのをルドルフは微笑みながら聞いている。
エドワードに促されて、ザラは席を立った。
二人に良い風が吹くように願ってしまうほど、お似合いだった。



