こいつは昔からこうだ。ちょっと冷たくすると死ねっていうのか!とごねられ泣かれブツブツ言って、ザラはついつい隣を許してきた。 小さき頃は泣き顔が可愛いものだったが、でかくなった今は扱いづらくて仕方ない。 「ああもうわかった。アンドリューじゃな」 「そうそう、よろしくね」 エドワードはすぐにブツブツを終了して切り替え、柔和に微笑む。 会いに来るなの条件を曖昧にしたザラも隙があった。エドワードと名乗らなければいいなどという裏技を編み出させてしまった。こいつはずる賢いのだ。