離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



ザラは足を組み、ハミルトン領では領民たちがこぞって毎朝、毎夜愛して飲む渋いモミ葉茶を嗜む。通称モミ茶だ。


「モミ茶は渋いの」


渋さを噛みしめるザラだが、新聞の見出しはさらに渋い。


『エドワード国王様、ご乱心?!

〈貴族狩り〉横行も

国王独裁権により無罪!』


「ほう、貴族狩り……?」