離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


国を贈ってくるような男とは?とジェニットは考えたが容量を越えそうなのでやめた。


「まずその指輪一つで、モミ葉を8倍にしてみせよ」

「しかしザラ様、収穫量を増やしても売れなければ大赤字です」

「よいかジェニット、商売はモノがあってこそ。モノさえあればあとは売るだけじゃ。死に物狂いで売ればよい」


その「売る」がどれほど大変かジェニットは知っている。


だが、自信に満ちたザラがそこいると

「できそう」な気持ちと共に

「やってやる」が湧いて来る。


このみなぎる「やってやる」こそが強運の風かもしれない。


(これは、絶好のチャンスよ)