離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


国王が持つ特別な覇気に光り輝くエドワードが、正座して床に頭を垂れて両手さえ床につけた。

これぞエドワード開発の対ルドルフ用の秘密兵器「土下座」である。


「こ、こんな一世一代に潔いお辞儀の仕方、見たことがない!さ、さすが兄様ぁああ!!」


お辞儀のお辞儀のその上をいくような深いお辞儀に恐れおののいて、ルドルフは感激に涙があふれてきた。どこで感激?


(やはり、兄様はすごい!すごすぎる!)


ここからさらに兄の言うことは天地創造の域だった。


「ルドルフ!兄はザラと結婚するために国王をやめる!」

「え?」

「兄の代わりに王位を継いでくれ!」

「えぇええ?!」