離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



国王の私室に眩しい朝日が照り込み、ベッドの上でエドワードがもそもそと行動を開始する。

共にベッドで眠っているザラの丸い膝に、朝のキスを贈るのだ。


ちゅ、ちゅっと優しい音とむずむずする感覚にザラが寝返りを打つ。


「ん、エド」

「寝起き声可愛い、もぞもぞカワイイ、好き好き大好き愛してる愛してる」

「んー朝から重い」


眩しい朝日と、朝から体にのって来る体重も愛もめちゃくちゃ重い夫様に唇にキスされて、ザラはぼんやり目が覚めた。エドワードに膝にキスされて、唇にキスされて、毎朝共に目覚める。エドワードがかつて描いた真実の愛はしっかりと実現していた。


「ザラ、わかる?ねぇ、わかる?今、真実の愛が実現した瞬間だよ?」

「うるさい、重い、うるさい、百万回聞いた」

「あと百万回言いたい!」