ザラは名前が変わった。つまり結婚したのだ。嫌な予想が的中してしまったエドワードは嫉妬の怒りで頭の芯が冷え切った。
「僕以外と結婚したなんて、絶対許さない」
「けっこンッ」
眉間に皺を寄せたエドワードは、ザラの口に強引に唇を重ねた。
「ッあ」
力で強引に奪われたら、ザラには抵抗できなかった。エドワードからの口付けだ。抵抗する必要もないのだが、感情をぶつけるように重なった唇から荒々しい熱さがなだれ込む。
エドワードの身体でザラの細い体を壁に押し付けられ、唇を割られて舌を混ぜられる。ザラはエドワードの熱さだけをじっとりと感じた。
「ハァ……もっと優しくせんか」
唇が離れても細い身体を石壁に押し付け、エドワードは荒れた息のままザラの首筋に顔を埋める。首筋から贈った香水の香りがしようと、怒り心頭のエドワードの恨み節が始まる。



