「くっそ、ルドルフだんだん扱いづらくなってるな」
しばらくは静かに私室にて軟禁されたエドワードである。ルドルフの成長が嬉しくもあり複雑だ。
だが、これくらいでまるで止まる気のないエドワードはソファで足を組んで衛兵の人数と入れ替えの時間を考察し、隙を伺っていた。
(僕がザラのところに行くのを止めるなんて、無理に決まってるでしょルドルフ)
夜から始まった軟禁は厳重な警備だった。だが、ピリピリ警戒してした警備は、日が上り昼頃になれば気が緩んでくる。
夕刻の見張り衛兵交代の時間となると、衛兵たちは国王を見合いまで部屋に閉じ込めておくというミッションコンプリートのゴールが見えてきてしまう。
そんな緩みの瞬間。背後から国王の脅威が襲った。
「あ、国おぅさ」
「だ、誰か!」
「はい、寝ててねー」
にっこり笑顔の国王にあっさり剣を奪われて、柄でがつんと衛兵の後頭部を打つ。
(衛兵ももっと教育しないとだね)



