ザラは見合いに出かけて、求婚の試練もドン詰まり、思考も嫉妬が邪魔して堂々巡りだ。エドワードはイライラを収めて軌道修正をはかるために、ある場所に向かった。
エドワードは馬車に乗って、王立救護院と名前がついた施設に下り立った。
隔離病棟としての任を終えた建物は、病人や怪我人を診察する王都の救護院へと進化した。エドワードが当初から作りたかったものだ。
エドワードが救護院へと足を踏み入れると、バタバタとムキムキ眼鏡の男が慌ててやってきて頭を下げる。
「陛下、わざわざこんな場所に!」
「ヨハン、調子はどう?困ったことあったら何でも言ってね」
「いえ!ルドルフ様に良くして頂いてます!」



