離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


エドワードは窓に頭をゴンゴンぶつけて、頭を掻きむしった。考えても考えても答えはでない。


あれだけエドワードが好きだと期待を持たせることをしておいて、今さらプイッは……ザラならあり得る。ザラはエドワードを弄んでプイッするのが大得意だ。


ザラのプイッと遊びは大好きだが、本気でフラれるのは許せない我がままエドワードは脳内会議を続けていた。


(まずは求婚の試練!これをなんとかしないと結局ザラは手に入らない……だけど、今さらどうやって国民に最大の利益をもたらして、スムーズに、平民に?)


大がかりな仕掛けをほどこして、一世一代の大勝負で進めていたざまあ計画が頓挫してしまったのは本当に痛い。


また同じ規模の計画を進めるなんてのは難しかった。これからこの国は教育医療改革を推進する重要な時期に入る。


国王がトンズラするわけにはいかない時期なのだ。言い出しっぺのエドワードが逃げるなんて国民に迷惑なだけだ。ザラが認めない。


(はぁああああ何も浮かばない、切り替える―!)