離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



王都の流行り病は終わり、エドワードは名君と称えられ、ハミルトン領には此度の流行り病での功績の褒美が与えられることとなった。


ハミルトン領が製造していた8倍量のモミ葉がなければこんなに早い収束はあり得なかった。しかもハミルトン領はあの混乱の中、見返りを求めずにすべてを提供してくれた。


褒美を授与する式典に招かれたジェニットが、エドワードの前で深く頭を下げる。


(生産量を8倍に増やせと言ったのはザラ様ですわ。さすが強運の女神様……)


ジェニットはエドワードに頭を下げ、ザラに心から感謝する。だが、ザラは領にあるモミ葉を盛大に振舞う決断をしたジェニットこそ名判断だったと笑ってくれた。


何の見返りも求めずに王都に情報と物資提供を行ってくれたジェニットに、王家は大いに報いることとした。


「ジェニット・ハミルトンに公爵の爵位を授ける」

「ありがとうございます!!」