離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



今まで一回も使わなかった弟のお願いを使われて、エドワードはそれ以上何も言えず溜飲が下がる。振り上げた拳がダランと矛先を失くした。


騒ぎを聞きつけてゆっくりやってきたザラが肩を落とすエドワードの後ろに立った。


「もうやめい、エドワード。ルドルフをそそのかしたのは我じゃ」

「ザラが?なんでこんな……」


エドワードはルドルフの胸倉から手を離して、がくっと床に四つん這いになってしまった。エドワードは床に拳を握り締めた。


「これじゃもう平民になんてなれないじゃないか」


エドワードは国王として功を上げ過ぎた。

今更何を言おうがまあまあ謙遜されて!と言われるだけだ。