離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



エドワードが隔離病院で現場を見回って、王族として手を回す箇所を探していると行く先々で国民から声をかけられるようになった。


「エドワード様!ありがとうございました!」

「え、うん」

「エドワード様、此度は本当にお疲れさまでした」

「家族ともども足を向けて寝られません」

「ありがとう、国王様!」


少し前まではあれ国王だよ?マジではよ帰れと陰で囁かれていたというのに。


(なんかあったかな?)

「エドワード様!これ読みました!」

「本当に感謝してもしきれません!」

「名君、エドワード王バンザイ!!」


エドワードの周りにまとわりついて盛り上がる国民たちから新聞を受け取ったエドワードは、真っ青な瞳が転がり落ちんばかりに目を見開いた。新聞の見出しはこうだ。


『名君エドワード様さま!』


エドワードは、急いで王城へと帰って行った。