どこの男前のプロポーズかと思うかっこいい台詞に、ルドルフは心打たれてしまう。ザラにはつい、従いたくなってしまう魅力がある。義足の身から溢れて止まない自信が、希望を見せてくれるからだ。 「信じます、ザラ様」 「良い返事じゃ。後悔はさせぬ」 ルドルフはザラが差し出す細い褐色肌の手に、手を重ねて握った。 ザラはエドワードからルドルフを奪うことに成功した。 (エドよ、みすみす平民にはさせぬぞ) ザラは心の中でほくそ笑んだ。