ザラはにこりと口端を上げて、大きな声で言い切った。
「此度のエドワードの名君ぶりを大々的に報道せよ!事実を事実のままじゃ!」
ルドルフはゴクリと息をのんだ。
「エドワードが実験体として身体を張り、早急に薬をつくらせた功績。
そして今まで強引に進めていた政策は
全て教育医療改革のためであり、
此度の流行り病において一手先をいっていたこともじゃ!」
全て事実であり、エドワードの実力だ。だが、その報道をやってしまうと、どうなるかルドルフにはすぐにわかった。
エドワードの素晴らしい名君ぶりを新聞に載せてしまえば、もうエドワードは平民になることなどできない。
ザラは今まで積み上げて来たざまあ作戦を失脚させる気だ。



