離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


真面目なルドルフは誰かが止めないと、休憩も忘れてしまう。


二人でモミ茶を飲んで渋い顔をしつつ、流行り病の予防をはかる。しばらく静かな時間でリフレッシュした後、ザラが本題を切り出した。お茶に連れ出すだけならばジェニットにやらせた。


ザラはモミ茶をテーブルに置いて、足を組んで腕を組んで話し出した。


「ルドルフ、エドワードが我との求婚の試練によって、平民になろうとしておるのは知っておるな?」

「はい、存じてます」

「そなたはこのままエドワードが国王から退くことをどう思っておるのじゃ?」


ざまあ作戦の後、エドワードはルドルフに後継者をさせるつもりだ。ルドルフは渋い顔をして、膝の上で拳を握り締めた。


「兄様のご命令に従います」

「本音は?」

「……」

「我にだけ言ってみろ」