離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



ザラがモミ葉を実家に送りまくっていたおかげで実家ではモミ葉が流行り続けており、流行り病も無風だった。後からやってきたジェニットも元気に手を上げた。


「ハミルトン領からも応援を呼びます!みんなモミ葉で元気なので!」

「よいな。ハミルトン領の者は皆元気が良いぞ」

「頼もしいね。薬もできて、今からは大量生産と流通と接種だ。リベルタの流通ルートも貸してほしい」

「もちろんじゃ。すぐ取り掛かろう」

「じゃあルドルフ。もうちょっとここよろしくね」


議会室の指揮をルドルフに任すと、通りすがりのエドワードが、ザラのほっぺにちゅっとキスをした。ザラはやられたと思ったが、嫌がらなかった。


「強運はこまめに充電しとかないとね」

「無許可で、全く勝手な奴じゃ」

「やだなー許可もってるよ?」


エドワードは治ったらキスさせてやるとザラが言ったのをしっかり覚えている。

拒否しないザラにエドワードのゴキゲンは有頂天である。エドワードは議会室からスタスタと迷いなく出て行く。


「どこに行く気じゃエド」