離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


爛れた朝食を終えて、ザラがベッドのエドワードに向かって仁王立ちする。


「もう寝ているのも飽いたろう?エド、運動せぬか?」

「いいね、ザラとベッドで軽く運動から始めようかな?」

「愚か者が!さっさと荒れ狂っとる議会室へ行け!!」


ザラに身ぐるみを剥がれて尻を叩かれて、エドワードはすぐに流行り病最前線の議会室へと送り込まれた。王の仕事は大切だが、もう少しイチャイチャしていたかったのがバレバレだった。



エドワードが議会室へと現れると、大臣、貴族諸侯、兵士たちにいたるまで皆がざわめいた。一緒に入室したルドルフがエドワードに囁く。


「兄様、ザラ様はああ仰いますが、さすがにもう少し寝ていた方が」


優しく心配してくれるルドルフにエドワードがカラッと笑った。病み上がりとは思えないツヤツヤな笑顔だ。


病床では身体は苦しかった。だが、ザラが傍にいて古傷を抉る昔話で気を紛らわせ、偉そうに看病してくれたのでそれはそれで幸せで元気百倍になった。


「ザラが僕に甘えてね。ゆっくり寝かせてくれないんだ」