離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



「僕も今そう思った」

「さっさと治して早く仕事をしろ!」


べろっと舌を出したエドワードが、ごろんと寝転がってベッドの屋根を見つめた。


「ザラのキス、にっが。今度はもっと甘いのにして」

「治ったらな」

「え」


いいの?!と追求してさらなる言質を取りたかったが、エドワードは素早く体が動かなかった。その隙にザラはコツコツ足音を鳴らして退室してしまう。エドワードはニヤつく顔をおさめきれずに、片腕で目を覆った。


(僕、死ぬわけないね。早く治してもっとスケベしよ)


エドワードは勝手に寝入り、ザラは出て行き、残されて立ち尽くす他の三人はすっかり空気である。


(((あの人たちあれで付き合ってないらしい)))


空気な三人は互いに見合って混乱を極めた。