希望に満ちた顔でルドルフが、兄を安心させようと明るい声を出したところに、ザラが砂を吐きそうな顔で遮った。
エドワードのベッドから立ち上がったザラが、義足を床でカンと鳴らして腕を組んで仁王立つ。
ザラの口からはトンデモない提案が飛び出た。
「何を悠長なことを言うておる?今すぐに試せばよかろう。このエドワードで」
エドワード含む、この場の全員の目が点になった。
(((ええ?!何言ってんのこの人!)))
「国民の身体に入れる薬じゃ。王が最初に試すのが筋に決まっておろうが」
ザラが両腕を組んで、そっちこそ何をくだらないことを言っていると言わんばかりに首を傾げる。
(((めちゃくちゃ言うー!)))
「ふっ、あはははは!さっすがザラだ!」



