エドワードは自分の非を完全に認めており、ぐうの音を出す気もない。エドワードが小さく頷くと、ザラはエドワードの頬にするりと手を当てて撫で始める。
ベッドに寝ているエドワードの潤んだ瞳を、覗き込んだザラがまっすぐに見下ろす。黒髪が一房流れ落ちて、エドワードの額をかすった。
「しかし、エドワード。我は今になって片足の不運をこの身に受けて、良かったとさえ思っておる」
ザラは普段からお前のせいだから一生罪は背負えよ?とは言う。
だが、さすがのザラであっても、片足になって良かったと言ったことはこれまで一度もなかった。エドワードはザラの心境が読み切れなかった。
「この片足のおかげで、お前を救うことができるからじゃ」
頬を撫でる手が何度も上下して、エドワードの熱い頬をザラが優しく撫でる。その手から慈しみが伝わってくる。エドワードが口を開こうとすると、ノックが響いた。



