「国王様、大丈夫でしょうか」 「心配ない。エドワードには良い風が吹くと決まっておるからの」 目の前でエドワードが倒れたというのに、全く揺るがないザラの凛とした声にジェニットは目を丸くした。 (すべてがお強いです、ザラ様) 背筋を伸ばしてまっすぐに前を見るザラに動揺の色は全くない。すぐ動揺してしまう自分をジェニットが恥じてしまうほどの気丈さが、とても美しかった。