「そんな、どうして……」
「さきの兵士のように、エドワードが改革をしようとしておることを察することができん程度の頭しかない国民。
情報を精査することのできん国民。
そんな国民を育ててしまったのは国じゃ。
国王はまず己を恥じねばならん。教育の基盤がないのは王の責任じゃ」
足を止めないザラは問題点をピシリと突いて、兵士たちを黙らせなかった理由を述べた。
「今、彼らを責めても何の意味はない。エドワードが生きて、変えていくことじゃ」
(そうか、そのためにエドワード様は教育医療改革を目指しておられる……)
ザラの後ろを付いて行くジェニットは、ザラの遥か大局を見据えている姿勢に感嘆し、頷いた。



